Excelシートの2つの列を結合する方法
連絡先リストを整理したり、データセットを統合したりする際、スプレッドシートの列を結合(マージ)する作業が必要になることがあります。この記事では、Excelシートで2つの列を効率よくマージする手順をご紹介します。
なぜExcelシートで列を結合するのか
列の結合は、データをより効率的に整理したり、大きなデータセットを扱いやすくしたりするのに役立ちます。例えば、名字と名前を一つの列にまとめたり、複数の列に分かれた住所を一列に統合したりする場合です。列を適切に結合すれば、データが明確になり、分析も容易になります。
ここでは、ONLYOFFICE スプレッドシートエディターを例に、効果的な2つの方法をご紹介します。
方法1: CONCATENATEまたはTEXTJOIN関数を使う
ステップ1: スプレッドシートを開く
ONLYOFFICE スプレッドシートエディターを使って、作業したいシートを開きます。既存のExcelファイルをアップロードしても、新規作成しても構いません。
ステップ2: 補助列を挿入
結合したい列(例: 列Aと列B)を特定し、その隣に空白の補助列を挿入します。ここでは列Cを追加する例とします。
ステップ3: CONCATENATEまたはTEXTJOIN関数を使用
2つの列を結合するには、CONCATENATE関数またはTEXTJOIN関数を利用します。まず、補助列の最初のセルをクリックし、式を入力してください。
基本的な結合の例: =CONCATENATE(A1, " ", B1)
A1とB1の間にスペースが挿入されます(セル参照は実際のシートに合わせて変更)。
空のセルを無視して区切り文字を指定したい場合は、=TEXTJOIN(", ", TRUE, A1:B1)
のようにTEXTJOIN関数を使います。区切り文字はデータに合わせて変更可能です。
ステップ4: 式を全行に適用
式を入力したら、フィルハンドルを下方向にドラッグして補助列全体に式を適用します。これによりA列とB列のデータがすべて結合されます。
ステップ5: 値として貼り付け
最後に、補助列をすべて選択してコピーし、右クリックの形式を選択して貼り付け(Paste Special)を選び、値(Values)として貼り付けます。これにより、式ではなく実際のテキストデータとして反映されます。
方法2: アンパサンド(&)演算子を使う
ステップ1: スプレッドシートを開く
方法1と同様に、ONLYOFFICE スプレッドシートエディターでファイルを開きます。
ステップ2: 補助列を挿入
2つの列の隣に空白の補助列を入れます。例としてA列とB列を結合するなら、列Cを追加します。
ステップ3: 式を入力
補助列の最初のセルに、アンパサンドを用いた式を記入します。例えば: =A1 & " " & B1
A1とB1の文字列をスペースで区切って結合します。スペースを入れたくない場合は=A1&B1
と記述します。
ステップ4: 式を適用
フィルハンドルを下へドラッグして、すべての行に式をコピーします。簡易的なマージであれば、この方法がスピーディーです。
ステップ5: データを確定
方法1と同様、補助列のデータをコピーし、形式を選択して貼り付けで値を貼り付けて数式を削除できます。
列を効果的にマージするためのヒント
- 明確な名前をつける: 補助列に「フルネーム」のような分かりやすい見出しを付けると便利です。
- 区切り文字を工夫: データの性質に応じてスラッシュやダッシュなど別の区切り文字を使ってみましょう。
- こまめに保存: ONLYOFFICEの自動保存機能を有効にし、共同編集中のデータ消失を防ぎましょう。
- ショートカットを活用: 大規模データを扱う際、Ctrl + CやCtrl + Vなどのキーボードショートカットで作業を素早くこなせます。
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ONLYOFFICE スプレッドシートエディターは、高度な機能と使いやすいUIが特徴で、一般的なExcel形式をサポートし、オンライン共同作業もスムーズに行えます。
上記の手順に従えば、Excelシートの列を効率的にマージしながら、データの整合性と整理を保つことが可能です。今すぐONLYOFFICE スプレッドシートエディターを使って生産性をアップさせましょう!
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