【2024年】ONLYOFFICEの機能:トップ24
2024年も終わりに近づき、ONLYOFFICEが今年導入した最も重要な機能を振り返ってみましょう。革新的な改善から新機能の追加まで、共同作業をより効率的で安全かつシームレスにするための機能が目白押しです。ここでは、2024年のONLYOFFICEのトップ24機能をご紹介します。
1. PDFエディター
今年の大きな進歩として、ONLYOFFICE PDFエディターがリリースされました。テキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、フォームのエディターに加わったPDFエディターは、現代のビジネスワークフローにおけるPDF取り扱いのニーズに応えます。
ユーザーは、テキストの修正、表、図形、画像、ハイパーリンク、数式などのオブジェクトの挿入・調整、ページの追加、回転、削除などを行えます。PDFの共同編集も可能です。標準では、段落ごとにロックし手動で保存する「厳格共同編集モード」が有効になっており、リアルタイムで編集できる「高速モード」も利用できます。
さらに、編集モードと注釈モードを切り替えることができるようになりました。注釈モードでは、ツールバーを使ったテキストコメントや注釈の追加、コンテキストメニューによるコメント管理が可能で、ドキュメントそのものを変更することなく注釈を付けられます。
2. 記入可能なPDFフォーム & 署名
今年はDOCXFとOFORM形式をPDF形式へ切り替え、オンラインやデスクトップ・モバイルアプリで記入可能なインタラクティブ文書を作成できるようにしました。
PDF形式での記入可能フォームを作成する機能は、次のようなプラットフォームに統合されたエディターで利用できます。
さらに、画像ベースの署名フィールドも導入されました。今後は電子署名にも対応予定です。
3. RTL
ONLYOFFICEでは、RTL言語対応をさらに進化させました。単語順や配置の改善、スプレッドシートエディターへの新言語対応など、RTL言語をより自然に扱えるよう取り組んでいます。
今後も機能の改良を続け、世界中のユーザーにとって使いやすい環境を目指します。
テキスト文書、プレゼンテーション、PDFフォームの無料テンプレートをアラビア語で用意していますので、ぜひご覧ください。
アラビア語のONLYOFFICEインターフェース翻訳にご協力いただいた皆さま、ありがとうございます。他のRTL言語の翻訳にご協力いただける方は、ぜひコミュニティにご参加ください。
4. ゲスト & 無料ユーザー
バージョン3.0では、DocSpaceのユーザー管理が大幅に強化され、外部・内部ユーザーとのコラボレーションがよりスムーズになりました。新しい「ゲスト」タイプを使うと、外部協力者が登録不要で共有されたドキュメントを閲覧・操作できます。
また、DocSpaceの通常ユーザーは無制限に無料で利用できるようになりました。
さらに、ユーザーグループ機能により、ユーザーをグループ化してロールやアクセス権をまとめて設定できるため、運用管理がしやすくなりました。
詳しい情報やデモをご希望の方は、sales@onlyoffice.comまでお問い合わせください。
5. AI連携
クリスマス前にリリースされた最新版では、AI機能がさらに拡張されました。ChatGPTやZhiPuに加え、あらかじめインストールされたプロバイダー(Open AI、Together AI、Mistral、GPT4All(デスクトップのみ))を選ぶか、ローカルを含む任意のAIモデルを接続できます。
モデルを選んでテキスト生成や文書翻訳など、日常の作業を自動化できます。すべてのAI設定と機能は新設された「AI」タブにまとめられ、簡単かつ直感的に使用できます。
6. 同時接続100万件の負荷テスト
画期的な成果として、Docs Shards Kubernetesでの負荷テストで同時接続100万件を処理できることが確認され、高負荷なシナリオでも信頼性の高いパフォーマンスを維持できる拡張性が証明されました。
7. フォーム記入用のルーム
ONLYOFFICE DocSpaceのフォーム記入ルームにより、ユーザーはPDFフォームをアップロードして共有し、スプレッドシートで回答を分析できるようになりました。特定のフォームやアンケート専用のスペースを作成し、共同編集者がリアルタイムで入力したフィールドを、自動的にスプレッドシートに収集して簡単に分析できます。休暇申請などの各種申請プロセスにも役立ちます。
8. バーチャルデータルーム
ONLYOFFICE DocSpaceではもう1つのルームタイプとして、バーチャルデータルームが追加されました。ドキュメントのインデックス付けによる検索性、ウォーターマークでの保護、アクセス期限の設定、ダウンロード制限など、機密性の高いビジネス文書を安全に管理できる機能が備わっています。企業の合併や監査などのデューデリジェンスプロセスに最適で、機密情報を安全に共有しつつコンプライアンスも維持できます。
9. Odooテンプレート
2024年に導入された注目機能の1つとして、Odoo Templatesアプリがあります。これはOdoo上で独自の入力フォームテンプレートを作成できる機能で、Odooのデータを自動的に反映してフォームを生成し、ワークフローの効率化が図れます。ONLYOFFICEエディターでテンプレートを簡単に作成・編集し、Odooのフィールドを連携させることで、データ収集をスムーズに行えます。完成したフォームはOdooから直接印刷でき、生産性と正確性が向上します。
10. 範囲保護
スプレッドシートにおいては、データセキュリティがさらに強化されました。特定のセルや範囲をユーザーグループごとに編集または閲覧の可否を設定できるようになり、重要なデータを誤って変更されないように保護できます。複数のユーザーが同じドキュメントにアクセスする場合でも、一部の重要データをしっかり守りつつ、他の部分は共同編集を可能にする柔軟性を実現しました。
11. スムーズスクロール
大規模なスプレッドシートを扱う際の操作性を向上するため、スムーズスクロールを導入しました。大きなデータセットをより快適に移動できます。
また、反復計算により循環参照のある複雑な財務モデルなどを効率的に扱えるようになりました。他にも、Goal Seek、チャートウィザード、連続データのフィル、変更履歴、GETPIVOTDATAやIMPORTRANGEなどの機能も追加されています。
12. スライドマスター
スライドマスターが追加され、プレゼンテーション全体のデザインを統一できるようになりました。ブランド要素を一括で設定し、個々のスライドをフォーマットし直す手間を省きます。また、プレゼンテーション中にスライドに直接描き込む機能も追加され、重要なポイントを強調したり注釈を加えたりして議論をより活発にできます。
13. テンプレートライブラリの拡張
無料で使えるテンプレートライブラリをさらに拡充し、フォームだけでなくテキスト文書、スプレッドシート、プレゼンテーション用のテンプレートも用意しました。ビジネスレポートから教育向け資料、季節のイベントに合わせたデザインまで、幅広いカテゴリーをカバーし、作成時間の短縮に貢献します。
アラビア語版のテンプレートもこちらから入手可能です。
新しいテンプレートのアイデアやフィードバックがあれば、marketing@onlyoffice.comまでお気軽にご連絡ください。ライブラリをより充実させていきたいと考えています。
14. Zoom連携
今年、ONLYOFFICE DocSpaceは初のZoom連携を実現し、ビデオ会議中にドキュメントをシームレスに共同編集できるようになりました。Zoom Meetingsの画面内でドキュメントを作成・編集・共有することで、ビデオ通話がそのままインタラクティブな作業スペースへと変わります。
ミーティング中に作成したファイルは自動的にDocSpaceに保存され、いつでもアクセス可能です。
15. ONLYOFFICE DocSpace Developer
DocSpace Developerにより、DocSpaceを独自のWebアプリケーションに組み込めるようになりました。ブランドガイドラインに合わせたルック&フィールを保持しつつ、エンドユーザーには複数のルームタイプや高度なセキュリティ機能を提供できます。開発者はオープンAPI、JavaScript SDK、Webhook、ZoomやWordPress、Zapierなどの既存連携を活用しながら高度なドキュメントコラボレーション機能を実装可能です。
16. パブリックルームのアップデート
昨年導入されたパブリックルームは、2024年にサードパーティストレージとの連携と共有機能が強化されました。外部ユーザーにもパブリックルームを閲覧・編集・コメントできるよう共有が可能で、DocSpaceアカウントの作成が不要なため、パートナーや顧客とのコラボレーションがさらに容易になりました。
また、Google Drive、One Drive、Box、Dropbox、kDrive、Nextcloud、ownCloud、その他の対応サービスなど、サードパーティサービス上にもパブリックルームを保存可能です。
17. デスクトップエディターでのタッチ操作
今年はタッチ操作の対応も進み、アクセシビリティがさらに向上しました。タッチ対応デバイスでは、マウス操作とタッチ操作をシームレスに切り替えられ、より直感的で柔軟な編集が可能です。
18. Zapierを通じたDocSpace連携
2024年は自動化が大きなテーマで、ONLYOFFICEがZapierエコシステムに対応しました。Slack、Trello、Hubspot、Pipedrive、Asana、Discordなど、多様なプラットフォームと連携して定型作業を自動化し、ワークフローを効率化できます。
さらに、以下の新しい連携によりONLYOFFICEの活用範囲は拡大しています:
- WordPress:DocSpaceのドキュメントやフォルダをWordPressサイトに埋め込み
- Drupal:Drupalページ内でルームとファイルを直接共同編集
- Pipedrive:各Dealに関連するオフィスファイルを安全に管理・共有
19. 文書エディターのフィールドコード
フィールドコードの導入により、ページ番号や日付、相互参照などを動的に挿入して、ドキュメント自動化やフォーマットをさらに効率化できます。
20. 一新されたスマートなインターフェース
今年、ONLYOFFICEエディターのインターフェースが刷新され、デザインと操作性の両面で改善が行われました。タブのスタイルは従来の塗りつぶしデザインに加え、モダンな線デザインが選択可能になり、タブ名を下線で強調するなど洗練された見た目を実現しています。
さらに、作業に集中したい場合は、新しく追加された「グレー」テーマが最適です。ダークテーマほど暗くなく、落ち着いた視覚体験を提供してくれます。
21. ONLYOFFICE DocsとTrelloの連携
新登場のTrello連携により、プロジェクト管理とドキュメント共同編集を簡単につなげられるようになりました。ONLYOFFICE Power-Upを使えば、Trelloカードにオフィスファイルを直接添付し、編集や共同作業が可能です。
22. 拡張されたカスタマイズ性とAPI強化
開発者向けには、2024年に高度なカスタマイズ機能とAPI強化が行われました。ファイル情報へのカスタムフィールド追加や英語名での言語検索、プラグイン経由でのUndo/Redo操作などが可能になり、あらゆるワークフローや環境に柔軟に対応できるようになりました。
23. Pixabayプラグイン
2024年には、無料かつ高品質の画像ライブラリを利用できるPixabayプラグインもリリースされました。ドキュメントやプレゼンテーション、フォームに簡単に画像を挿入でき、コンテンツのクオリティと効率を大きく向上させます。
24. モバイルでのPDFフォーム記入
最後に、iOS向けモバイルアプリDocumentsでは、PDFフォーム記入がさらに便利になりました。契約書や申請書、アンケートなどをモバイルデバイスから直接入力でき、場所や端末を問わずに共同編集と生産性を維持できます。
振り返ると、2024年はONLYOFFICEにとって革新と成長の年でした。AIを活用した機能強化や連携先の拡充、コラボレーション機能の強化など、ワークフローのシンプル化とセキュリティの向上、ユーザーの多様なニーズに応えることを重視してきました。2025年に向けても、柔軟性とパワー、セキュリティを兼ね備えたソリューションへさらなる進化を続けます。共に歩んでいただきありがとうございます。来年も共に新たな成果とイノベーションを目指しましょう!
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