ONLYOFFICE Docs v7.3リリース:フォームとセキュリティの強化、SmartArt、ウォッチウィンドウなど
高度なフォーム、SmartArtグラフィックの挿入、パスワード保護と数式計算の強化、スライドの「形式を選択して貼り付け」機能、ChatGPTとZoomのプラグインなど、オンラインエディターの最新バージョンはすでに利用可能です。 すべてのアップデートを確認するには、この記事をお読みください。
改善されたフォーム
これからは、デジタルフォームを使った業務がさらに効率的になります。フィールドに入力するためのさまざまな受信者ロールを作成し、割り当てることで、文書のワークフローを簡素化することができます。この方法では、ユーザーは役割別の色によって、どのフィールドに記入すべきかを視覚的に識別することができるようになります。今後のアップデートでは、電子署名だけでなく、制限付きの受信者ロールを設定する機能を追加し、この機能を拡張していく予定です。さらに、バージョン7.3では、フォームをより迅速に作成するために、すぐに使える新しいフィールドを追加しました。
- 日付と時刻(複数の表示オプションあり)
- 郵便番号
- クレジットカード
どこにあるのか:フォームタブ(DOCXFファイル内)→ 利用可能なフィールドと役割の管理メニュー
SmartArtグラフィック
文書、スプレッドシート、スライドにSmartArt要素を挿入して、情報やアイデアの視覚的な表現をすばやく作成することができます。
SmartArtの種類は以下の通りです。
- リスト
- プロセス
- サイクル
- 階層
- 関係
- マトリックス
- ピラミッド
- 絵
- などなど
どこにあるのか:「挿入」タブ →「SmartArt」タブ
高度の文書保護
バージョン7.3では、テキスト文書をパスワードで保護すると同時に、ファイル内の特定の操作(閲覧、フォームへの入力、コメント、変更の追跡など)のみを許可するオプションが追加されました。
どこにあるのか:「保護」タブ → 「ドキュメントの保護」
リンクの貼り付け
ONLYOFFICEワークスペースのファイルマネージャに保持されている複数のスプレッドシート間のリンクを、コピーペーストで追加することができます。
どこにあるのか:CtrlまたはCommandを押しながら、リンクを貼り付けをクリック
ウォッチウィンドウ
大きなスプレッドシートで、数式の計算や結果を検査、監査、確認をより便利にしましょう。ウォッチウィンドウを使えば、ワークシートの別の場所に何度もスクロールしたり移動したりする必要はありません。
どこにあるのか:「数式」タブ →「ウォッチウィンドウ」
新しい計算式
TEXTBEFORE、TEXTAFTER、TEXTSPLIT、VSTACK、HSTACK、TOROW、TOCOL、WRAPROWS、WRAPCOLS、TAKE、DROP、CHOOSEROWS、CHOOSECOLSなど、新しく追加された数式を使って、より効果的な計算をしましょう。
どこにあるのか:「数式」タブ
UnicodeとLaTeXの数式
テキスト文書エディターで、UnicodeとLaTeXの構文を使用して数式を作成することができるようになりました。
どこにあるのか:「挿入」タブ → 「方程式」→ 挿入された方程式の設定 -> Unicode/LaTeX
新しいスライドへの貼り付ける方法
「形式を選択して貼り付け」ホットキーを使用して、スライドを挿入する作業を迅速に行うことができます。利用可能なオプションは次のとおりです。
- 貼り付け先のテーマを使用する
- ソースの書式を保持
- 画像
どこにあるのか:CtrlまたはCommandを押しながら、対応するボタンを押す
ChatGPTとZoomの新しいプラグインを追加
ChatGPTプラグインは、OpenAIによって開発されたAIベースのチャットボットを統合しました。このプラグインを使うことで、質問に対する回答、情報の迅速な検索、テキストの生成、さらにはONLYOFFICE Docsですぐにコードを構築することができるようになります。詳細はこちら
Zoomプラグインは、ONLYOFFICEエディタのインターフェイスで直接会議を開催することができます。Zoomプラットフォームの「ミーティング開始」「スケジュール」「参加」「ミーティング設定」などの完全な機能を使って、チームと文書で共同作業をしながら、ビデオやオーディオ通話をすることができます。詳しくはこちら
両方のプラグインは、プラグインタブにある内臓のプラグインマネージャーから、ワンクリックで簡単に有効にすることができます。
ユーザビリティの向上
より快適なユーザーエクスペリエンスを実現するために、以下のようなインターフェースのアップデートを行いました。
- 「表示」タブの左右パネルの表示/非表示
- 計算式のショートカットバーを追加した
- ステータスバーの文書統計ボタン
- 水平/垂直テキストボックスの挿入プリセット
- 「表示」タブとスライドのコンテキストメニューで利用できるガイドとグリッドラインの設定、スライドエディタでのスマートガイド
その他の便利な機能強化
- スプレッドシートエディタでのローカルXMLファイルからのデータインポート
- 3Dグラフの回転設定
- ウズベク語の辞書(キリル文字とラテン文字の両方)
- チャートを開く際のエラーバー表示
開発者向けアップデート
バージョン7.3の新機能のリリースに伴い、APIとDoc Builderを更新し、以下の内容を追加しました:
- WOPI サポートの強化
- スプレッドシートへの外部データの挿入
- プラグインとマクロのための拡張API
- ドキュメントビルダーの新しいコメント、目次、図のメソッド
新機能の使い方
新機能のすべてについては、7.3ライブイベントの録画をぜひご覧ください。
また、バージョン7.3からの最も重要なアップデートを探索するために、このビデオをご覧いただけます。
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【2023年2月20日より更新】 最新版は、クラウドソリューションでも利用できるようになりました。
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