ONLYOFFICE DocSpace 3.1がリリース:VDRでの役割ベースのフォーム入力、ルームテンプレート、ゲスト管理の改善など

2025年04月21日著者:Denis

約40の新機能と改善を搭載したONLYOFFICE DocSpaceの最新版が登場しました。ドキュメントの共同作業と管理体験を次のレベルへ引き上げるプラットフォーム全体の強化点をこの記事でご紹介します。

ONLYOFFICE DocSpace 3.1 リリース:VDRでの役割ベースのフォーム入力、ルームテンプレート、ゲスト管理の改善など

バーチャルデータルームでの役割ベースフォーム入力

バーチャルデータルーム(VDR)に高度な役割ベース機能が追加され、セキュリティを強化しながら作業効率も最適化されました。

場所:VDR > フォーム > フォーム入力開始

VDRでの役割ベースフォーム入力

フォーム入力の進捗をリアルタイムで確認できます。完了したフォームと未完了のフォームを一目で把握可能です。

場所:VDR > フォーム > 入力ステータス

フォーム入力ステータスの確認

入力が完了したフォームを簡単に最終化し、完成させたバージョンを取得できます。スムーズでストレスフリーなワークフローを実現します。

場所:VDR > フォーム > 完了

完了フォームの取得

ルームテンプレートで再利用を簡単に

既存のルームからテンプレートを作成し、数クリックで新しいルームを立ち上げられるようになりました。作業時間を短縮し、生産性を向上させます。

場所:ルームのコンテキストメニュー > テンプレートとして保存

ルームをテンプレートとして保存

ルーム一覧に新設された「テンプレート」タブから、保存済みテンプレートに素早くアクセスできます。

場所:ルーム > テンプレート

テンプレートタブ

ルーム共有の簡素化

パブリック、カスタム、フォーム入力ルームのURLに主要パラメータを埋め込みました。ブラウザのURLをコピーするだけで、瞬時に共有できます。

場所:ルーム URL をコピー

ルームURLのコピー

ゲスト管理の強化

ゲストのチーム間共有

外部ユーザーとの共同作業をさらに効率化。ゲストをリンクで共有し、承認後はゲストリストに自動追加されます。

場所:連絡先 > ゲスト > ゲストを共有

ゲストの共有

ゲスト役割の動的変更

ゲストをユーザー、ルーム管理者、DocSpace管理者へ自由に昇格・降格できます。管理者タイプの変更時には、ルームとファイルの所有権が別の連絡先に再割り当てされます。

場所:連絡先 > ゲスト > タイプを変更

ゲストタイプの変更

変更後のゲストはドキュメントセクションを 30日間のみ閲覧・ダウンロード・クリアが可能です。期限後はアクセスできなくなります。

ヘルプセンター:ユーザー & ゲスト管理

ファイル管理の改善

PDFフォームのクイック共有

ファイルマネージャーから直接PDFフォームを共有し、そのまま入力を依頼できます。ルーム作成不要でワークフローを短縮します。

場所:ドキュメント > フォーム > 入力 > クイック共有

PDFフォームのクイック共有

バージョン管理とダウンロード管理

  • バージョン履歴パネルで特定のファイルバージョンを削除可能に。
  • パスワード保護ファイルを他形式でダウンロードする際の柔軟な対応:
    ・ダウンロードリストから削除
    ・パスワード入力後に続行
    ・元の形式でダウンロード(パスワード不要)

場所:ドキュメント > ダウンロード > 元以外の形式を選択

パスワード保護ファイルのダウンロード

操作のスムーズ化

ファイル操作中の進捗表示を改善し、キャンセル時の確認ポップアップを無効化するオプションを追加しました。

場所:プロフィール > ファイル管理 > キャンセル通知を表示しない

進捗表示の改善
キャンセル通知の無効化

新しい設定とカスタマイズ

ストレージ暗号化

セルフホスト環境でデータを AES-256 暗号化し、保存時のセキュリティを強化できます。

場所:スペース管理(DocSpace Server) > 設定 > ストレージ

ストレージ暗号化の設定

ユーザーオンボーディングの高速化

LDAP またはシングルサインオン経由で追加されたユーザーのメール認証を無効化できます。

場所:統合 > LDAP / シングルサインオン

メール認証の無効化

データ保存リージョン

クラウド DocSpaceのデータ保存リージョンを簡単に確認できます。

場所:ストレージ管理

データ保存リージョンの確認

ディープリンク設定

モバイルブラウザで書類を開く際、ブラウザ内またはアプリで開くかを選択可能に。必要に応じてこのオプションを無効化できます。

場所:カスタマイズ > 全般

ディープリンク設定

開発者向け新設定

Webhookトリガー

ユーザー作成、ルーム作成、ファイルアップロード/削除、フォルダ移動などのアクションに対して使い捨てトリガーを設定。作成済みWebhookの一覧表示も可能になりました。

場所:開発者ツール* > Webhooks

Webhookトリガー設定

埋め込み設定の強化

HTML、JavaScript、NPM の各統合方法から選択可能に。プロジェクト要件に合わせた柔軟な開発が行えます。

場所:開発者ツール* > JavaScript SDK

JavaScript SDK 統合設定
*開発者ツールは、ゲストを除く全ユーザーが利用可能です。

ブランド名のカスタマイズ

ブランド名を入力すると、テキストから生成されたロゴを簡単に表示できます。数クリックで自社ブランドを反映したDocSpaceが構築できます。

場所:カスタマイズ > ブランディング

ブランディング設定

新機能の使い方

ONLYOFFICE DocSpace 3.1を利用開始

最新版はすでにクラウド版DocSpaceで利用可能です。DocSpaceにサインインして新機能をお試しください。初めての方は無料アカウントを作成できます。

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セルフホスト版DocSpaceの新バージョンは近日中、ダウンロードページにリリース予定です。今しばらくお待ちください。

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