Odoo用の新しいONLYOFFICEフォームテンプレートを作成する方法：詳細ガイド

新しくリリースされたONLYOFFICE Templatesアプリを使用すると、Odooで利用可能なデータとフィールドを使用して、フォーム作成プロセスを自動化することができます。請求書や販売伝票など、すぐに使えるテンプレートはありますが、特に新規ユーザーにとっては、ゼロから新しいテンプレートを作成するのは難しいかもしれません。このステップバイステップガイドでは、さまざまなOdooモジュール用の新しいONLYOFFICEテンプレートを作成する方法をご紹介します。

開始に必要なもの

フォーム作成を開始するには、稼働中のOdooインスタンス、ONLYOFFICE Docsインスタンス、ONLYOFFICE Templatesアプリをインストールする必要があります。この記事では、この統合の詳細な概要と動作についてご説明します。

ONLYOFFICE Templates をOdooプラットフォームに統合すると、新しいフォームテンプレートを作成し、既存のものを編集し、Odooで利用可能なデータとフィールドに基づいて、すでに完成したフォームテンプレートを印刷することができます。

Odooモジュールの1つに新しいフォームテンプレートを作成する方法を見てみましょう。例えば、従業員が退職しやすくなるように、人事部門向けの2週間の通知テンプレートを作成します。

ステップ 1. 開発者モードに切り替える

新しいフォームテンプレートを作成するには、Odooで開発者モードを有効にすることをお勧めします。 これを行うには、ホームメニューの設定アイコンをクリックし、一般設定で開発者ツールセクションを見つけ、「開発者モードを有効にする」ボタンをクリックします。 開発者モードが有効になると、自動的にホームメニューにリダイレクトされます。

ステップ 2. 新しいONLYOFFICEテンプレートを作成する

次のステップでは、「テンプレート」モジュールで新しいONLYOFFICEテンプレートを作成します。ホームメニューからONLYOFFICE Templatesアプリを起動し、モジュールの左上にある「新規作成」ボタンをクリックします。

このアプリでは、「新規」ボタンをクリックすると、ゼロから新しいテンプレートを作成することができます。また、「ファイルをアップロード」ボタンを使用して、ローカルドライブからファイルをアップロードすることもできます。新しく作成されたフォームテンプレートは、モジュール内に表示されます。

新しいテンプレートを作成する際には、必要なOdooモデルを選択することが非常に重要です。選択は、作成するものによって決まります。間違ったモデルを選択すると、テンプレートが期待通りに動作しません。

選択すべきモデル名を決定するには、Odooの対応レコードのURLアドレスを確認します。これを行うには、必要なOdooモジュールに移動し、「ONLYOFFICEで印刷」ボタンがある任意のレコードを開き、URLアドレスを確認してヒントを見つけます。

私たちのケースでは、2週間の通知テンプレートを作成したいと考えています。そのため、従業員モジュールに移動し、利用可能なレコードの1つを選択し、そのURLアドレスを確認します。必要な値は、hr.employeeです。

この値をコピーし、テンプレート作成画面に戻ります。コピーした値を「モデルの選択」フィールドに入力し、「Enter」をクリックします。 hr.employeeの値は「従業員」モデルに対応しているため、このモデルが新しいテンプレートに自動的に選択されます。 テンプレート名を入力し、ゼロから新しいテンプレートを作成するか、利用可能なオプションのいずれかを使用してデバイスから新しいファイルをアップロードすることを忘れないでください。 テンプレートは「テンプレート」モジュールに表示されます。

ステップ 3. 新しいONLYOFFICEテンプレートを編集

テンプレートが作成されたら、テンプレートモジュールから開き、ONLYOFFICEエディタの機能を使用してその内容を編集します。テキストを入力し、ヘッダーとフッターを追加し、オブジェクトを挿入し、さまざまな書式設定ツールを使用することができます。

PDFテンプレートの最終版が準備できたら、次のステップに進み、Odooデータに基づく入力フィールドを挿入することができます。

ステップ 4. ONLYOFFICE Templates アプリで入力可能なフィールドを挿入

ONLYOFFICEアプリがテンプレートを印刷する際にOdooデータを使用できるように、テンプレートに記入可能なフィールドを挿入する必要があります。このプロセスは一見複雑に見えますが、心配しないでください。主な原則を理解すれば、簡単です。

ONLYOFFICE アプリを使用すると、特定の Odoo パラメータに基づいて必要なフィールドを自動的に追加することができます。開発者モードがオンになっているため、各 Odoo モジュールのすべてのフィールドにクエスチョンマークが表示され、必要なパラメータを見つけるのに役立ちます。特に、フィールドとモデルパラメータからの情報が必要です。

テンプレートには、当社の従業員に関する情報が表示されます。そのため、従業員モジュールに移動し、レコードの1つを開く必要があります。テンプレートの最初のフィールドはマネージャーで、2週間前の通知で従業員のマネージャーの名前が表示されます。マネージャーの横にあるクエスチョンマークにマウスカーソルを合わせると、いくつかのパラメータが表示されます。

必要なものは次のとおりです。

• フィールド：parent_id
• モデル：hr.employee

テンプレートに正しいフィールドを挿入するには、これらのパラメータを知っておく必要があります。テンプレートに戻り、最初のフィールドを追加したい場所をクリックします。左側のパネルにparent_idを入力し、リストから見つけます。これは、多くの利用可能なフィールドを持つ「従業員」セクションに属します。

次に、従業員セクションで「マネージャー」を見つけます。これは必須フィールドです。クリックすると、特定のOdooキーとともに、フィールドが自動的にテンプレートに追加されます。

これで最初のフィールドが挿入されました。同じアルゴリズムを使用して、必要な数のフィールドを追加します。

アクションメニューの「ONLYOFFICEで印刷」ボタンをクリックした後、このテンプレートを選択すると、Odooのデータで完了させることができます。

ONLYOFFICEアプリでOdooフィールドを見つける方法のヒント

以下のヒントを考慮すると、目的のOdooフィールドを見つけやすくなります。

ヒント1. ONLYOFFICEエディタにOdooフィールドを追加する場合は、まずそのタイプを知る必要があります。開発者モードのモデルパラメータの下にタイプが表示されます。

ヒント 2. フィールドのタイプが one2many / many2many / many2many /many2one の場合、このフィールドの値は、独自のフィールドを持つ別のエンティティであることを意味します。 このようなフィールドは、ONLYOFFICE エディタの左側のパネルに別のセクションとして表示されます。 このセクションを開くと、このエンティティに関連するすべてのフィールドも表示されます。

例えば、テンプレートに社員の住所を追加する必要があるとします。開発者モードを使用すると、このフィールドの名前がaddress_idであり、そのタイプがmany2oneであることが分かります。これは、独自のプロパティ（フィールド）を持つ独立したエンティティであり、ONLYOFFICEエディタでも表示および検索できます。

Odooセクション内の関連フィールドすべてにアクセスするには、内部リンクボタン（矢印）をクリックします。

このアドレスレコードでは、アドレスエンティティのフィールドを表示し、その名前を使用してONLYOFFICEエディタ内でそれらを見つけることができます。例えば、Tax IDフィールドを見つけて挿入してみましょう。その名前はvatで、address_idセクションに属します。ONLYOFFICEエディタの左側のパネルでaddress_idセクションを見つけ、このセクションを開き、vatと呼ばれるフィールドを見つけます。

同じアルゴリズムを使用すれば、one2many / many2many / many2many /many2one タイプのOdooフィールドを簡単に検索して追加することができます。

ヒント3. フィールドのモデル値がURLアドレス以外のモデルを指定している場合、サブセクションを探す必要があります。この場合、セクション内のキーはモデルと同じ名前になります。

ONLYOFFICEテンプレートで表を作成する方法

ONLYOFFICE アプリには、表の作業をより簡単にできる便利な機能があります。表を含むテンプレートを作成したい場合（例えば、販売する商品のリストを含む請求書など）、すべての行のフィールドを挿入する必要はありません。ONLYOFFICEエディタで表を作成し、IDを使用して、主Odooフィールドに対応するフィールドを挿入するだけです。

テーブルの特定の列に挿入すべきフィールドを調べるには、Odooセクション内の該当する列ヘッダーに開発者モードでマウスカーソルを置くと、フィールド名が表示されます。

テンプレートを印刷すると、各項目が別々の行になっていることが分かります。このように、ONLYOFFICEアプリは、対応するOdooモジュールで利用可能なデータに応じて、必要な数の項目を追加できます。

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