ONLYOFFICEデスクトップエディターは、Canaima GNU/Linux の公式デフォルトオフィススイートとなりました
このブログ記事では、ベネズエラ発の無料DebianベースのオペレーティングシステムCanaima GNU/Linuxが、デフォルトのオフィススイートとしてONLYOFFICEデスクトップエディターを搭載している理由をご紹介します。

Canaima GNU/Linuxについて
Canaima GNU/LinuxはDebian GNU/Linuxをベースにした無料のオペレーティングシステムで、2007年にベネズエラの公共機関における自由技術の優先使用を促進するために作られました。このプロジェクトの背景には、ベネズエラにおける技術発展、自立、技術的主権を実現するための強力なツールを構築するという考えがあります。学生、技術者、ソフトウェア開発者、テクノロジー愛好家の交流プラットフォームとしても機能しています。
Canaima GNU/LinuxはCanaimaコミュニティの支援を受けて国家情報技術センター(CNTI)によって開発・維持されています。

Canaima GNU/Linuxの主な特徴:
- ローリングリリースによる定期的なアップデート;
- 独自のコントロールパネルとソフトウェアセンター;
- 直感的で使いやすいグラフィカルインターフェース;
- ハンズフリー操作できる音声アシスタントを搭載;
- 32ビット・64ビットアーキテクチャに対応;
- 目的別の5つのエディション:Essential、Gaming、Development、Creative、Scientific;
- 利用可能なさまざまなデスクトップ環境:GNOME、Lxde、Cinnamon、Mate、KDE Plasma、Xfce、LQXt。

Canaima GNU/Linuxのデフォルトオフィススイート:ONLYOFFICEデスクトップエディター
バージョン8.2以降、Canaima GNU/Linuxは64ビット版にONLYOFFICEデスクトップエディターを標準搭載しており、ユーザーはアプリをインストールする必要がなく、メニュー内のONLYOFFICEアイコンをクリックするだけですぐに利用を開始できます。
ONLYOFFICEデスクトップエディターを使うことで、Canaima GNU/Linuxユーザーは次のことが可能になります:
- Word文書、Excelスプレッドシート、PowerPointプレゼンテーションなど、一般的な形式のファイルを開いて編集;
- 豊富なテンプレートを利用してPDFフォームを作成・入力;
- PDFを編集、注釈追加、内容の墨消し;
- Visio図表を閲覧;
- AIアシスタントを導入し、LM StudioやOllamaなどを介してお気に入りのAIモデル(ローカルモデル含む)を接続し、コンテンツ生成、翻訳、画像生成、要約、テキスト分析などを実行;
- ONLYOFFICE DocSpace、Nextcloud、Seafile、ownCloud、Liferay、kDrive、Moodleと接続してリアルタイム共同編集;
- 電子署名などその他の便利な機能を利用。

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